グリーンピア南阿蘇 アスペクタ 1998/08/16


天気はだいじょうぶだろうか?

 ライブイベントが決まったとき、真っ先に思ったのがこのこと。ここの会場、阿蘇の外輪山の斜面にあって、すごく天気が変わりやすい。以前ここで行われたイベントに行ったときも、やはり雨が降った。地形上どうしようもないことだけど、なにかにつけ雨ばかり降るので「アメペクタ」と皮肉られている。そうは言いながらも、全国でも有数規模のステージがあるので(少なくとも、できた当時は日本最大だった)、ここを使うイベントは少なくない。毎年夏になれば、何らかのジョイントライブがある。そして、この年はいわゆる「ビジュアル系」の(別の言い方をすればSWEET-HEART所属アーティストの)出番となったわけ。

 ちなみに、このイベント、「Throw doun the Knife!」というサブタイトルがついてました。当時(今も変わってない気がするが)、ナイフを使った少年犯罪が多かったのでこういうタイトルをつけたのだと思うけど、なんだかねぇ。

いざ、会場へ

 会場までは、汽車(当時は、ディーゼル車しかなかった)とレールバス(これもディーゼルか?)を乗り継いで、さらにそこからタクシーで乗りあわせて向かった。はっきりいって、福岡にライブを見に行くほうがずっと便利。臨時バスも出てはいたけど、距離の割に高いのでやめた。
 乗り合わせたおにーちゃんたち(3人組)に「誰が目当て?」と話しかけると、「ラクリマ」と答えていた。TBSラジオの番組とかも聞いてるらしい。それ以上話は進まなかったけど。

 で、会場に入りました。うわぁ、人がパラパラ…いや、客が入ってないというのではないのです。会場が広すぎるのです。2000人ぐらいはいたと思いますが、この会場だと、10000人はいないと、とても「人がいる」というようには見えないのです。まぁ、野外にビジュアル系っていうのもなんだかミスマッチな気がしたのも事実だけど(爆)。
 会場内には、小学校の運動会でよく見るようなテント(「久木野村商工会」とか書いてある)がいくつも並んで、焼きとうもろこしやかき氷を売ってました。おいおい、これはなんのイベントなんだ(笑)。そんな、ビジュアル系のライブイベントにはどう見ても合わないという店がたくさん並ぶ中、入り口近くの隅のほうに、申しわけ程度にコンサートグッズの販売コーナーがありました。まぁ、その数日前に福岡で買ったものばかりなのでどうでもよかったんだけど(笑)。そういえば、La'cryma Christiのツアーパンフレットは、まだツアー開始前ということで、「大阪公演から発売します」という張り紙がありました。おいおい(笑)。

 そういえば、どう見ても、役場あたりでチケットをもらってきたのではないかと思われる人たちもいました。村の人口が2000人ぐらいなんだから、全員入場したところで、見た目はあまり変わらないはずなんだけどな(爆)。

やはり、思ったとおり…

 開演まで1時間近くあって、ものすごくひまだなぁと思っていたのだけど、そうこうしているうちに、雲行きがあやしくなってきて…あぁ、やはり雨になってしまったのね。そういう場所とわかっていながら何も雨対策をしてなかった自分は、雨やどりをする場所もなく、ひたすら雨に打たれるばかりでした。うえーん。このおかげで、ただでさえ長い待ち時間が、ますます長く感じたのは言うまでもありません。

そして、開演

 今回の参加アーティストは、Blue、ALL I NEED、La'cryma Christi、SHAZNAの4組。Blueは「オープニングアクト」という扱いでした。日本語で言えば前座。この印象のちがいはなんだろう(笑)。どうでもいいけど。
 まぁ、天気が天気なので、率直にいうとノリはそんなによくなかった。最初のBlueは「盛り上げなきゃ」と思っていたのにこの天気で盛り上がらないのでなんだか不機嫌だったように感じた。まぁ、そのあとはちょっと天気が持ち直したりもして、あるていどは「あたたまってきた」ような気もしたけど。そうしてるとまた天気がくずれてきて、せっかく乾いたからだがまたぐしゃぐしゃになる。なんだかねぇ。そうこうしているうちに、SHAZNAの出番がまわってきた。当然トリ。

いつになればはじまるのか

 La'cryma ChristiのあとがSHAZNAだった。しかし、このころ、また雨が激しくなった。スピーカーに青いシートをかけている。自分は雨に打たれるままだけど…ひたすら、雨がやむのを待つ。小降りになって、スタッフがシートをはずしかけると、また雨が激しくなる。これを数回繰り返した。時間だけがたっていく。晴れてればそんなに長く感じない時間でも、こんなときはものすごく長い。

 そして、なんとかほんとに雨がやんで、SHAZNAの出番がやってきた。

 遠くから見ても、やっぱりIZAMちゃんは大きい。単にからだの大きさというのではなく、あれだけ大きなステージの上でも存在感がある。さすが。
 そして、この日の曲目は次のとおり。

  1. すみれSeptember Love
  2. Raspberry Time
  3. SWEET HEART MEMORY
  4. LOVERS
  5. Melty Love

 曲の途中も天気はすっきりしませんでした。それでもしっかり「LOVERS」で掛け合いをしてたのは立派。観客もね。
 それにしても、雨によるロスタイムがなければ、あと1〜2曲は多かったんだろうね。残念。

IZAMちゃん語録

 思い出しながら書いてるので、順番は定かではありません(爆)。

 このほか、「タンスにゴンゴン」と「泡立つカフェオレ・カフェチョコ」のCFに出るという話をしてました。

次のライブの告知

 すっかり雨でぐちゃぐちゃになってしまったのだけど、この日、次のライブツアーの案内チラシが配られていました。それによると、12月24日に福岡サンパレスでライブをやるとのこと。クリスマスイブじゃありませんか。これは、絶対行くとさっそく決めた自分でした。