「LOVELY Birthday」サイン会 2000/10/07

サイン会のリポートというよりはこの日のできごと。


 10月7日。家を出たのは朝の7時45分ごろ。ほんとは、前日に日本武道館でCoccoのライブが行われることになっていたのだけど、仕事で行けなくなって、サイン会当日に東京入りすることになった。割引の都合で、福岡から大阪で飛行機を乗り継いで東京へ行くことにした。

 予定では、羽田空港到着は13時30分。しかし、福岡空港でも、伊丹空港でも出発に手間取ったため、実際に着いたのは14時。到着するなり、ディズニーランド行きのバスに乗ろうとしたら、15時まで満席とのこと。顔が青くなった。しかたがないので電車に乗ることにした。京急−都営浅草線・日比谷線と乗り継いで、京葉線の八丁堀駅に着いたのが15時ちょっと前。サイン会場にいるはずのKMTさんに電話を入れると、「まだ始まっていないのでだいじょうぶですよ」とのこと。サイン会会場の本屋にも確認はとっておいたのでとりあえず安心して電車を待つ。

 舞浜駅についたのは15時20分過ぎ。会場に行っていると、いるいる。100人近く並んでいる。前にいくと、KMTさんとあっちゃん、Mayさんがいた。もうサインをもらって、あとは防衛軍を統率しているらしい(笑)。注文票をレジで本と引き換えて、行列の最後尾に並ぶと、そのあとからさらに防衛軍とおぼしき人たちが集まってきた。貴子さんと美月ちゃんが親子でそろって来ていた。ほかの人とお話中だったのと、人見知りがはげしいのとで(爆)、自分はただ並んでいただけなのだけど、その後声をかけてもらった。そんな調子なので、列に並んでいるときもほとんど誰とも話さずにいた。あぁ、なにごとにおいてもダメ人間の自分(苦笑)。

 今回のサイン会、ほんとに全国各地から人が集まっている。すぐうしろには、札幌から来たというはるかさんも。これだけ遠くから人を呼び寄せるIZAMちゃんはすごい(もちろん、ファンも)。

 列に並んでいると、すでにサインをもらった人からいろんな情報が入ってくる。なんと、写真もOKらしい。絶対無理だと思ってなにも用意していなかった…。別に、サインをもらうのはいつでもいいし、列を離れてカメラを買ってきてもよかったんだけど、けっきょく、なにもせず(できず)に列に並んでいただけだった。

 今回のサイン会で、ぜひともやってみたかったことがある。それは、手紙を書いて直接渡すこと。ちょっとむかしのマイブームで、「手紙を書いて相手の家に直接届ける」っていうのがあったのだけど(これについては関連サイト「管理人の部屋」の「手紙の巻」をごらんください)、IZAMちゃんの家は知らないし(笑)、知ってても、いまどきそんなことをしたら「ストーカー」とか言われてしまう(爆)。だから、そのかわりに、直接手紙を渡したいと思っていた。午前3時過ぎ、寝ぼけながら書いた手紙だったけど(爆)。

 そして、列に並ぶこと40分近く。やっと自分の番がまわってきた。実は、前に並んでいた人が注文票を本と引き換えていなかったため、「じゃぁ次の方からどうぞ」ということになった。たった数十秒でも、心の準備ができていないと不安(笑)。そして、ついにそのときがやってきた。

 早瀬かをる:こんにちは。どうもはじめまして。
 IZAM :こんにちは。
 早瀬かをる:きょうは熊本から来たんですけど、飛行機がおくれて、間に合わないんじゃないかってすごく心配だったんですよ。だから間に合ってほんとによかったです。
 IZAM :あぁ、そうなんですか。(サインを始めて)お名前はどうします?
 早瀬かをる:(書いてきた手紙を出して)あの、こういう名前です(と、自分の名前のところを指す)。ほんとみんな、いろんなプレゼントとか持ってきてるのに、自分からは手紙だけですみません。
 IZAM :いえいえ、とんでもないですよ。
 早瀬かをる:こうやって手紙を直接渡すのが夢だったんですよ。その夢がきょう、こうしてかなったので、つぎは絶対ラジオに出るぞ!っていうのを目標にします。
 IZAM :あぁ、そうですか(ちょっとあきれたようす<爆>。その後、両手を差し出してきて握手)。
 早瀬かをる:ほんときょうはうれしかったです。ありがとうございました。ライブも楽しみにしてます。

 こうして、自分の番が終わった。これだけIZAMちゃんを間近で見たのはもちろんはじめて(まぁ、おととし松山で見たライブや、去年の暮れに羽田空港に出迎えに行ったときもそれなりに近かったけど)。ほんとにきれいだなーと思った。目が大きかった。自分も目は大きいほうだけど(笑)、ほんと、あんなふうにきれいになれたらいいのにな、と、なんだかためいきが出た。実のところ、「自分も、女の子みたいな顔だったらよかったのにな」と思うことが多くて、鏡を見るたびにためいきをついている。それをもっと深くしたためいきだった。うらやましい…。

 もうひとつ、こうして文字にしてみると、自分が一方的にしゃべっているだけで、ほとんどIZAMちゃんのことばを聞いていない(爆)。もったいないことをしてしまった…。

 自分の番が終わったあとは、人ごみの中で、ほかの人たちがサインしてもらうのを見ていた。みんな、たくさん写真を撮ってるんだねぇ…やっぱり、自分もカメラを買ってくればよかったなと思ったりする。あらためてためいきをつく自分。

 そして、サイン会が終わったのは、予定より30分ほど遅い16時30分過ぎだった。大きな拍手が起きて、IZAMちゃんが退席するとともにファンもどっと動き出した。ほんとにすごかった。あとでKMTさんから「防衛軍はなにをしてるのだ!」とおこられたけど(笑)。

 サイン会終了後も、かなり長い間、ファンが残っていた。IZAM防衛軍やFALLINGの会の人たち、その他いろんなファンの人たちと話していた。集合写真も何枚撮ったかわからない(笑)。そして、20時過ぎまで、軽く食事をしながらお話をしていた。

 この日は千葉に泊まることにしていた。電車の中で、なんだか脱力感のようなものを感じていた。もっとあれこれお話できたらよかったのにな…と思った。最初に自分が予定していたことはだいたい話すことができたけど、それでもなんだか「もっと話すことがあったんじゃないか」って思った。きりがない話ではあるんだけど。次にこんな機会が訪れるのはいつになるんだろうなぁ…と、またひとつ、ためいきをついていた。